今週のコラムバックナンバー(No.191〜200)


No.200 (2005.05.17) 『本のご案内です』
 このコラムも200回になりました。今回は、本のご紹介です。
「信州の建築家とつくる家」(1500円)、(社)日本建築家協会・JIA長野県クラブ編。
自分たちの職能について、広く一般の方に知っていただきたいと願い発刊となりました。
・建築家と家をつくるということ
・いま、地元の山の木で家を建てる
・37人の仕事の紹介
・建築家が本音で語る座談会
など。ぜひご覧になっていただきたいと思います。 (林 隆)

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No.199 (2005.05.12) 『「シルバー色の家」(塩尻市)上棟』
 敷地は新しく造成された住宅地で、半年から一年くらい前には道路以外何もなかった場所が、
アッという間に変貌した。よくある画一的な外観の家が建ち並び、近くでは何軒も工事が行われている。
5/9の上棟式の日には、改めて周辺を少し歩いて廻りの家を眺めてみた。
建築は、道路側に対してそして公共の場所に対して、どう構えるのかどう見せるのか、
やはり大切なことだと思う。
 計画の段階では、「よく考えてみるとなくてもいいのかもしれない。」という建築の要素について
見直しを重ねた。 そんな考え方や暮らし方を、建物の外観にも表現したかった。
コンパクトな箱型の外観で、屋根も外壁もシルバー色のガルバリウム鋼鈑で構成されている。 (林 隆)

所員の独り言
昨日、生まれて初めてオープンカーに乗る(助手席ですが)機会があった。
屋根をオープンにして走り始めた途端に感じる開放感と爽快感、
自然との一体感はもの凄く、これを知ってしまうとやみつきになること間違いありません。
短所がいくらか目立つオープンカーですが、多少のことは我慢してでも欲しくなってしまいました。
セカンドカーとしてなんて贅沢なことは言えませんが、いつかは手に入れようと決意した瞬間でした。(村山 崇)

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No.198 (2005.04.27) 『HPの更新』
 痛ましい列車事故が起きてしまった。RCのマンションはあの大きな衝撃を吸収した訳で、
それによる被害はほとんど報道されていないが心配になります。
 最近、ホームページの毎週の更新が遅れ気味になってしまっています。
少しづつ自分に甘えができて、先延ばしの傾向があり反省しているこの頃です。
連休中には、仕事以外のたまっていることも整理して、新たな気持ちで5月のスタートをきりたいものです。
(林 隆)


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No.197 (2005.04.20) 『新芽』
 事務所の玄関先にあるヤマボウシとモミジ。 
過酷な寒さ・長い冬を越え、この時期になると確実に新芽を出す。
どんどん時間が過ぎていく毎日の生活の中で、唯一季節感を感じさせてくれる。
それとともに土の部分にはいっせいに草が生えてくる。今朝、久しぶりに草取りをした。 (林 隆)

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No.196 (2005.04.12) 『黒色の壁』
 昨日は南へ、今日は北へ、共に5月竣工予定の現場へ行って来た。
阿南町の住宅の外壁は、板張り+黒の自然塗料塗り。(自然の中の住宅地)
大町市の店舗の外壁は、黒色のタイル。(商店街)
白との対比によって、シャープで引き締まった外観になることを期待している。(林 隆)
  

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No.195 (2005.04.06) 『新年度を迎えました。』
 今日の松本市は気温が30度近くになったようで、突然の暑い1日だった。
林建築設計室は、4/1から8年目を迎えました。おかげさまで建築主とともに家づくりをさせて
いただいており、毎日が忙しいことに感謝をしております。この春はすでに着工した家もあり、
設計が終わってこれから着工する家、実施設計中の家、というように各段階ごとに進んでおります。
基本計画中そして初期の企画中の家は、お約束の期限から多少遅れ気味で申し訳ありませんが、
少しづつ検討を重ねております。
 事務所のホームページは現在126.000アクセスになり、毎日延べ100人以上の方にご覧になって
いただいております。今まで通り、工事現場の進行状況もお伝えしていきたいと考えていますが、
ページの構成はモデルチェンジしますのでお楽しみに。
 3/31には雑誌の取材を受けました。上田市の「風の流れる家」が「新しい住まいの設計」(扶桑社)
8月号に掲載されることになりました。テーマは家事動線について。主にキッチンとダイニング、
そして居間との関係について紹介していただくことになりそうです。綺麗にスッキリと暮らしておられるので
撮影中に片付ける物が少なくて、予定より早く3時間くらいで終了した。建築主のKさんご夫妻と子供さん、
ご協力いただきましてありがとうございました。ポーズもいい感じでしたよ。
 先日、愛車のALFA ROMEO SPIDERの車検を受けた。1996年型なので10年目に入ることになるが
機関は好調で何よりだった。春になったので何とか時間をつくって、自然と向き合いながら走ってみたい。
 (林 隆)     

所員の独り言
  「コンマ何秒かもしれないがボールを見る「間(マ)」を持てるようになった」。と
先日開幕した米大リーグで活躍中の松井秀喜外野手が、現在の好調さを語っていた。
140km以上の物凄いスピードで来るボールとの「間」とは一体どんなものなのか、想像すらし難い。
 しかし、自分の好きなタイミング、雰囲気を作り出せる環境へ自分を導き出せるということは
努力の結晶ゆえではないかと思う。
 建築においても「間」という言葉は、広さや長さを表現する際にも使われ、建物を構成する上でも
重要なキーワードではないかと思う。合理的な間取りとともに、光や風の取り入れ方、
視線の方向など様々な選択肢の中から、快適で、居心地のよい「間」が造り出せるかどうか。
人々の記憶に残り、心地良さを与え続ける「間」=空間をさらに追求してゆきたいと思う。
 また、松井選手がホームランキングになれるよう、応援したい。(長岡 信行)

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No.194 (2005.03.29) 『建築家協会の勉強会』

 (社)日本建築家協会(JIA)のセミナーが、3/13〜15に熱海で開催され、参加できる機会を得た。
今年で第12回目。教育関連事業委員会の古谷誠章氏・横河健氏らと共に、全国から集まった20名の参加者が
まずは半日づつの講演を聞いた。
テーマ1:「海外建築デザイン市場の現在」 山本理顕氏
テーマ2:「建築家の倫理と社会」 芦原太郎氏・橋本喬行氏 
その後、グループに分かれての意見交換。最終日はグループ毎に発表という濃密なスケジュールだった。
 毎日の実務の中での姿勢・スタンスについて、どうあるべきかを考える非常に有意義な3日間だった。
全国各地でがんばっている建築家の話、そして夜のわずかな自由時間に少しお酒をいただきながらの雑談、
これもまた楽しかった。 (林 隆)

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No.193 (2005.03.22) 『丹下さん』
 建築家・丹下健三さんがお亡くなりになった。91才。新聞の第一面に載っている。  
日本のモダニズム建築をリードされ、世界にも場所を移して活躍された。数多くの国家的プロジェクトを含め
地図に残るお仕事をされてきた。50年代からの社会の発展と共に斬新な建築・都市がつくられ、その実績は
まさに建築史そのものかもしれない。これからの時代の中でも創り続けてくれたなら、どんな建築になったのだろう。
 建築の勉強をはじめた頃、電車の窓からも見える山梨文化会館の存在感には圧倒されたことを思い出す。
地方都市の中ではじめて見た物凄い建築だった。
(林 隆)

所員の独り言
 生活していると、家の中にはどんどん物が増えていきます。
引越した時に持ち込んでほとんど使っていないもの。新しく買ってほとんど使わずに眠ってしまっているものなど。
しかもほとんどが私の物という情けない有様。自分の生活を少し見直さないといけないと思っているところです。
 スペースは無限ではありません。限られたスペースを上手に使い、どれだけ住みやすい家にしていくか。
設計の段階で考えるのはもちろんですが、生活していく中でも常に工夫していかなければならないと思いました。 
(村山 崇)


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No.192 (2005.03.08) 『いろいろですが・・・。』
・3/12(土)午後、建築家・高橋てい一氏の講演会に参加します。(長野にて)
 詳細はコラムNo187。ぜひ一般の方も参加して下さい。人が集まるかどうかが心配で・・・。
・3/13(日)〜15(火)の3日間、JIA日本建築家協会のセミナーに参加します。(熱海にて)      
・「新しい住まいの設計」(扶桑社)への掲載が決まって、これから取材を受けます。上田市の「風の流れる家」。
・道の駅「信州新野千石平」(阿南町)、食事がおいしかった、特に御幣餅は抜群。
・松本の設計仲間15人くらいで飲み会があった。ワインを飲みすぎて翌日仕事にならなかった。
 車好き・麻雀好きが多くて盛りあがった。ことの発端は建築文化賞だったのに話題にならなかった。
・建築の学生のOさんが、春休みを利用して研修に来ている。まずは模型の作り方から。
・ビフォーアフター100軒目を記念して、匠を紹介する本ができるらしい。
・OMソーラーを導入する家の設計がはじまった。
いろいろなことがありますが、松本ではここ数日、春の気配を感じます。 (林 隆)  

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No.191 (2005.03.02) 『IHクッキングヒーター』
 を自分の家に入れた。今まで使っていたガスレンジが古くなり、思いきって新しくすることに。
設計ではお薦めしていても、実は自分では使ったことがなかったので、これで少しは感覚的なことがわかるかな。
暮らしについてよく考えてみると、他にもそんなことがいろいろあることに気がついた。 (林 隆)