1stプランを見た時の感激を思い出します
林建築設計室との家づくりを振り返れば,もちろん一生に一度のことだから大変なこともあったけれど,それもこれも含めて良い思い出ばかりです。
今でも一番に思い出すのは,最初の1stプランを見せてもらったときです。
その前の打合せで,夫婦2人では全く住宅としてまとめ切れない,たくさんの希望・要望を伝えてから,約1ヶ月。
それらをほぼ完璧に満たし,なお我々の予想を遥に超えるような家の形がそこにありました。
2人ともこれには本当に驚いて,その後の打合せも,ちょっと大船に乗った気分(?)で安心して進めることができました。
実際その後も,家族のこれまでの生活スタイル・生き方や,今のモノの見方・考え方,これからの願いや想いなど,全てをありのまま受け止めてもらったと思います。
もちろん建築的に難しい部分というのは,その理由もきちんと説明してもらった上で,夫婦2人+娘1人のいろんな希望を,「その意図するところはこうですか?」と丁寧に耳を傾け,「では建築的に,こういう解決でどうですか?」と鮮やか・納得の解決を見せてくれました。
本当に施主のこれまでの人生・考え方を理解して,今だけでなくこれからの将来にも良く寄り添う家をつくる,そういう家づくりをしてもらったと思っています。
それは,完成後入居したその日から,日々の動作に全く違和感を覚えず,よく馴染んだ家のように暮らし始められたことや,しばらくたった今も,季節・日々の変化を感じながら,しみじみいい家だなぁ,と思える瞬間が春夏秋冬それぞれにあることなどが,私のそういう思いを確かなものにしてくれている,そう感じています。
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