見上げ・見下ろしの視点を意識する(仕事術1−10)

林隆ブログ コラム・建築紹介

見上げ・見下ろしの視点を意識する(仕事術1−10)

こんにちは。
林建築設計室の林です。
午後の打合せを終えて事務所に戻り、このブログを書いています。

毎週恒例「林 隆の連載コラム」をご紹介させていただきます。
10回目の今回は、 建築だけでなく敷地造成も同時に考えた家づくりの物語です。

見上げ・見下ろしの視点を意識する(仕事術1-10)
https://www.h-a.jp/gallery/gallery_5866.html

住宅を新築する敷地は、山沿いの傾斜する地形の中にありました。

建築の設計に入る前に、造成計画・外構計画の検討を重ね、
結果的には、地面の土を移動して敷地の一部のレベルを低くすることによって、
建物周辺の環境を整えることができました。

昔から敷地内にある石垣・池・小川・井戸などの景観要素を活かす
さてどんな家を目指すのか。この家づくりのテーマは、次の3項目でした。

①傾斜地の特性を活かしつつ、
昔から敷地内にある石垣・池・小川・井戸などの景観要素を保存、
一部改修をしながら豊かな外部空間をつくり、自然と共生できる家

②敷地のレベル差と室内のレベル差を活かした豊かな断面構成

③眺望を活かし、庭とつながる快適な居住空間

自然と共生する家
造成工事として、建物が建つ部分の敷地レベルを1mほど掘り下げることにより、
遠くから見える建築全体のフォルムを小さくし、
道路から建物へ至るアプローチの傾斜も緩くなりました。
更に2階の居間と庭を近くすることもできました。

外部の階層(5段階のレベル差がある敷地)と
内部の階層(4層のスキップフロアー)が有機的に結ばれ、
建築が大地に中にとけ込むようなイメージの敷地全体のゾーニングになっています。

見上げ・見下ろしの視点を意識し、豊かな外部空間を創る
 敷地の全貌と複数の建物を同時に見渡すことはできませんが、
各所からの見上げ、見下ろしの視点を意識した敷地の全体計画でした。

建築の設計は、建物だけでなく外構も同等に重要です。

竣工後に振り返ってみると、その外構計画の役割が極めて大きく、
建築1/2、外構1/2というようなプロジェクトでした。

林建築設計室・林 隆

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