薪ストーブのある暮らし【薪ストーブ編】(仕事術2-3)

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薪ストーブのある暮らし【薪ストーブ編】(仕事術2-3)

皆さま こんにちは。
林建築設計室の林です。
いつもブログにアクセスしていただきまして、ありがとうございます。
信州松本は今、桜が見頃です。

「林 隆の連載コラム」をご紹介させていただきます。
15回目の今回は「薪ストーブ編」です。
薪ストーブによる暖房について、日頃考えていることをまとめてみました。

薪ストーブのある暮らし【薪ストーブ編】(仕事術2-3)
https://www.h-a.jp/gallery/gallery_5966.html (設計実例 17軒の紹介をしています)

住宅や別荘をつくり、薪ストーブを導入するケースがよくあります。
寒い冬に炎を見ながら生活を楽しむ、忙しい日々の暮らしの中で少し贅沢な時間の過ごし方かもしれませんが、心も体も本当に暖かくなるものです。

薪ストーブのある暮らし
間取り、生活スタイル、家族構成、薪の調達方法などによって「薪ストーブ」の位置づけも変わってきます。
そこで大きなポイントは2点。

ひとつは、暖房器具として主暖房と考えるか(薪ストーブのみ)、薪ストーブはサブ的に考えて他の暖房設備と併用するかどうかの選択。
長野県のよう寒冷地でも、建物の断熱性能を高めることによって両方のパターンが可能になります。

もうひとつは、既製品(多くのメーカーが製品化しています)の中から選択するか、オーダーメイドの薪ストーブにするかという選択。
既製品でもオーダーメイドでも主暖房にはなりえます。

オーダーメイドの薪ストーブという選択
ここでは、オーダーメイドの薪ストーブについて詳しくお伝えします。

「オーダーメイドの薪ストーブ」というと特殊なケースと思われるかもしれませんが、今までに多くの設計実例があります。
既製品では対応が難しい場合、オブジェとしてデザインにこだわりたい場合などに、設置する空間にふさわしい機能性とデザインの両面から検討をして製作しますので、結果的に個性的なオンリーワンのストーブが誕生します。

ストーブ工房・山林舎さんと連携をしながら、建築のプランの段階から基本方針とディティールに至るまでの設計をして、製作していただいています。

機能性とオブジェとしてのデザイン
一般的にはストーブの背後は耐熱性のある壁になるケースが多いのですが、窓ガラスの手前に置くことや、部屋のまん中に置こともあります。
また建築の壁に固定しているデザインもあります。
ストーブ本体の3面をガラスにすることや、場所に合わせた変形した形状など、自由な発想からデザインが生まれています。

薪ストーブを導入された建築主さんからは「設計段階ではどうしようか迷いもありましたが、思い切って導入して本当に良かったです。」というお話をよく聞きます。
既製品でもオーダーメイドでもどちらも快適なようです。

冬の暮らしを楽しみながら暖かく快適に過ごしていただくために、家づくりの際には暖房方式についても充分ご検討いただくことをお薦めします。

林建築設計室・林 隆

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